美脚に!鍼灸・針治療によるむくみを改善効果

美脚に!鍼灸・針治療によるむくみを改善効果

むくみを解消するだけで、視覚的な美脚へ近づく!?それぐらい大きく言ってもいいほど、むくみがもたらす見た目への影響は大きいのです。こちらではそんなむくみを改善する方法として鍼灸での美脚について詳しく解説していきます。

むくみとは、どういう状態なのか?

足のむくみは生活上のさまざまな要因で起こります。ただ、毎日の生活では気づきにくいもの。例えば、以下のような生活習慣が続く人には起こりやすいと言われています。

デスクワークが多く、普段からあまり運動していない 立ち仕事である 冷房がガンガンに効いた部屋で、いつも身体が冷えている 冷たえたビールなど、冷たい飲み物ばかり飲む 湯船に入らずシャワーだけ 塩分過多の食べ物を好む

これらが原因で足がむくんでいる時、身体では以下のような現象が起こっています。

足の静脈弁の機能が低下している

静脈弁とは、足の静脈内にあり、筋肉が運動することで働き、血液を心臓に送っています。しかし、特に女性は男性と比べ筋肉が少なく、冷えやすい体質。そのため弁が機能しにくく、血液がうまく流れずに留まり足のむくみを引き起こします。

リンパの流れが滞る

リンパには、細菌の死骸や組織の老廃物を流す働きがあります。血液のように心拍動のポンプによって体内を流れるのではなく、骨格筋の収縮によって流れます。このため、運動不足などによりリンパの流れが滞ると、老廃物が溜まってしまい、足がむくんでしまうのです。

腎機能が低下している

自律神経の働きが乱れ、身体の水分調整役である腎臓がうまく機能しなくなります。すると体内の水分濃度を適切に保てず、水分が排出されにくくなることによって、むくみます。

東洋医学によるむくみの考え方

東洋医学による足のむくみの理由の例を以下に挙げていきます。

脾虚(ひきょ)

東洋医学では、消化器官から身体全体に栄養を送る機能を「脾」と言います。この機能が弱まることにより、栄養が体内に行き渡らなくなります。これにより、水分の代謝力も落ち、排出機能が弱まります。体内に水が留まりやすくなり、足がむくむという症状が起こります。

腎虚(じんきょ)

「腎」とは、成長や発育、および生殖といった、人体の根本的な機能をつかさどる他、水の代謝を促進する機能を持っています。そのため、この機能が弱まると、身体の成長がストップするだけでなく、老化が進みます。

この老化現象によって、腎の働きがさらに弱まり、代謝が滞るという悪循環により、足のむくみがさらに悪化します。

鍼灸でできる!むくみの治療とツボの効果

鍼灸では、上記のような理由を念頭に、カウンセリングによってライフスタイルを把握し、どの要因が足のむくみを引き起こしているのかを脈診や腹診によって見極め、治療を行ないます。原因がわかり、症状に合ったむくみ解消ができれば、キュッと引き締まった美脚も夢じゃないかも!?

例えば、長時間のデスクワーク勤務と、普段運動をしないことによる、全身に血液を巡らせる弁の機能が低下している方の場合、血流が悪くなり、体内の熱が全身に分散されなくなっています。そのため、腰から下がだるく、冷えを感じているのだと考えます。

こういう場合は、くるぶしにある水泉というツボ、ヒザの内側にある曲泉(きょくせん)、足首にある中封(ちゅうほう)、ヒジの内側にある曲池(きょくち)などを鍼灸で刺激し、血液循環を回復させます。同時にお灸で足や腰を温めます。

では、手軽にできる足のむくみ解消に効果のあるツボの一例をご紹介します。

・三陰交(さんいんこう)…内くるぶしの中心から指幅4本分ほど、上がったところです。身体を温め、気・血・水のバランスを整えます。

・復溜(ふくりゅう)…内くるぶしの中心から指幅3本分ほど、上がったところです。アキレス腱の前のフチを押すと圧痛を感じるところです。身体を温めて水分を流します。

(この記事の監修:​ 医療法人聖光園 細野診療所 院長 / 細野孝郎 先生)