「俺なんで生きてんだろ」とあるサラリーマンのAmazonレビューが泣ける

「俺なんで生きてんだろ」とあるサラリーマンのAmazonレビューが泣ける

2017年3月に発売された、Nintendo Switchの『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』。勇者リンクを操作し、広大な世界を冒険するゲームです。





Amazonスクリーンショットより




このゲームのAmazonに投稿された、とある商品レビューが話題になっています。



日常に疲れきったサラリーマンのレビューが泣ける


「いつもと同じつまらない景色が違ってみえる」…そんなタイトルと共に、☆5つの評価をした、男性のAmazonユーザー。


彼の投稿したレビューは、こんな文章で始まります。





所謂リーマンと呼ばれる社会人です。


通勤ラッシュに揉まれ、顧客にも上司にも頭下げ、後輩の育成押し付けられて色々やってる内に連日残業。

通勤途中で見える、名前も知らない山にもイラっとする。フラフラで帰ってきたらメシ食う力も無く、酒飲んで寝る。ゲームする時間あるなら、セミナー行ったり婚活しないとと、無駄に焦る。


俺なんで生きてんだろと素で思う日々。



Amazon ーより引用


男性は仕事で心身共に疲弊し、気付けば「俺、なんで生きてるんだろう」と思い詰めるほどになっていました。


そんなある日、男性は偶然このゲームを手に取ります。





切れた酒買いに行った日に見たSwitch店頭販売で思い出した。


子供の頃マリオ64にドハマリしてた頃に、「今時マリオとかだっせ!PSだろ」と友人に言われ恥ずかしく思った事。

あの時俺は友達に嫌われたくない一心で、「確かにもうマリオは古いよな!」と返した事も。



あの当時のFF7の美しさと、CDをテレビで聞けるという衝撃は、今の子には分からない感覚かもしれない。それだけ当時の子供には魅力的で革新的だった。



何故あの時Switchを手に取ったか今でもよくわからない。

ただビール片手に、つまらなければ売ればいいと思って本体とゼルダを購入した。



Amazon ーより引用


「なんとなく」ゲーム機ごと購入した男性。


しかし、プレイし始めてから、男性の見る世界は大きく変わったのです。





出勤日だった昨日、電車の窓から見えた名前も知らない山を見て、「登れそう」と思った瞬間、涙が溢れて止まらなかった。

傍にいた同世代のリーマン達には「なんだコイツ」と思われた事だろう。



時間に追われ、現状維持の為に憎まれてでも日々併走するリーマン仲間にこそ薦めたい。たかがゲームとは言わないでくれ。俺達はゲーム黄金期に生まれた。



マリオのジャンプで家族が体ごと動かすのを見たことはないか?

マリカースマブラと、コントローラー持ち寄って遊んだ記憶はないか?

クロノトリガーやFF7の攻略を友人と話し合った事は無いか?



今だから分かる。クソガキだった俺に、両親が誕生日やクリスマスやらで、クソ高いハードやらソフトやらを買ってくれた事。

ガミガミうるさい傍らで、俺の為に家の金捻出して高いゲームを買ってくれた事。



自分の生活に一生懸命で気付かなかった事に、今更気づいて感動してる。

もっと親孝行すべきだった。



Amazon ーより引用


いままでは景色を見ても、男性は何も感じませんでした。しかし、ゲームをやり始めてから「登れそう」と興味を抱くようになったのです。


子どものころの気持ちを思い出した、男性。そして、昔ゲームを買ってくれた両親のことを思い出したそうです。





★5レビューが良い物ばかりだから今更俺が語る事は何もない。

このゼルダは、俺が忘れた「挑戦と報酬」を与えてくれる。地図無き世界を自由に探索できる、ワクワクする冒険が体験できる。



同世代の俺達は明日を凌ぐために日々病んでいる。だが人生に失望しないでくれ。

こんな所に、俺が望んでいた冒険があったんだと。



Amazon ーより引用


レビューが投稿されると、4000人以上のAmazonユーザーが「このレビューは役に立つ」と評価ボタンを押しました。


数日後、予想外の反響を受け、男性はこのように追記しました。





それより何より俺のへたくそな長文で、感情に任せて書きなぐった恥ずかしいレビューを、最後まで見て下さった人たちにお礼を言いたい。そればかりか参考になった押して下さった人、本当にありがとう。

俺仕事でこんな沢山の人に評価された事一度も無いです。


ハイラルを駆けまわった180時間、本当に楽しかった。



Amazon ーより引用


『たかがゲーム』…そう思う人もいるかもしれません。ですが、彼にとっては、色のなかった日常を大きく変える物だったのでしょう。


これこそ、人々に夢と楽しさを与える『ゲーム』のあるべき姿なのかもしれません。





[文・構成/grape編集部]