あびる優「なんで私だけ」福田萌「なんで私ばっかり…」子育て世帯に共通の悩み、根は深い

あびる優「なんで私だけ」福田萌「なんで私ばっかり…」子育て世帯に共通の悩み、根は深い

あびる優(30)が5月18日、Instagram(以下、インスタ)に長文を投稿。「我が家は基本的に家事育児全般は私担当。娘はかわいいけど、やっぱり『なんで私だけ、、自由に眠れない、自由に外出できない、常に家事育児と奮闘しなくちゃいけないの、1人の時間がないの(泣き顔の絵文字)』って、心身の不満が爆発寸前、もしくは爆発する時があります」と丁寧に心境を綴り、主に既婚女性から共感を得ている。

2015年5月に出産した長女、夫の格闘家・才賀紀左衛門(28)と暮らすあびる。2歳になったばかりの娘の世話はあびるがメインだという。

「男性はお仕事やお付き合いを理由に何かと自由に、それも時間無制限で、外に出る機会も多く、それを羨ましくさえ思う私。また社会もそれが普通でしょ? 的な見解を示してる事も多くて」
「各家庭や個人の意見は様々だと思うけど、今は女性も多く社会に働きに出てる時代だし、私のまわりには特に共働きの家庭が多いので、『女性が家事育児をして当たり前・女性は黙って家を守ってろ』みたいな、そういった世の中の男性や社会の考えが少しずつ変わってくれたらいいなぁと思う。実際、この数年で変わって来てもいるとは思うけど、もっともっとね‼」
「夫婦2人の大切な子供だから、パパが育児するのも当たり前。家族の大切なおうちだから、家事も家族でシェアしながらやるのが当たり前がいいと思う‼ ましてや共働きの夫婦なら尚更ね」

ただこの投稿をした「今日」は、夫が<娘の朝ごはん、公園遊び、帰宅して泥んこの娘のお風呂をしてくれ>たため、その間にあびるは2時間ベッドで熟睡することが出来、「ほんの少し救われたキモチになった」そうだ。長文投稿に添えた写真は、夫が娘を風呂に入れているところを撮影したもの。

反響が大きかったため、あびるは「たくさんのコメントを拝見して、私も色々感じられました」として2時間後に続けて長文を投稿。

「イライラするしモヤモヤするし、愚痴も吐きたくなるけど、娘の成長を見守るのは何よりもの宝物なので、愚痴を吐きつつ(笑)息抜きしつつ、手抜きしつつ、家事育児に奮闘しようと思います」
「まわりの協力してくれる家族に感謝しつつ、彼にも今まで以上に協力してもらえるように願うのみ」

「なんで私だけが?あなたは?」「なんで私ばっかり…」

昨年11月、モデル・中林美和(38)がTwitterに夫への不満を連投した際も、大きな話題となった。中林の夫はヒップホップ歌手のZeebraで、ふたりの間には連れ子を含め4人の子供がいる。上はもう大きいが、長女と次女は小中学生だ。

▼夫・Zeebraへのdisに共感集まる…ママモデル・中林美和の放った働く母親の本音

「大事な仕事の会食に子供のことお願いしてもイライラされる。ママは毎日子供のお世話しているのにね。ディスリスペクトだ。」
「病院に連れて行け。なんで私だけが?あなたは?共働きなのに。」
「家事育児のサポートはゼロなのに、生活するためのサポートは当たり前になっていてフェアじゃない。」
「家事育児は100%私。プラス仕事。たまに夫に子供のこと頼むと、体温計がないことでイライラされる。いや、それだけ普段の生活共にしてないからイライラするんだよ。」
「外面だけが良すぎて吐き気がする。」
「子供好きって言ってても結局は子供の事見れないんだよね。何か問題あると私に当たる。でもお母さんは毎日問題だらけで、夫に今いてくれたらって思うこともいっぱいあるのに言えなくて、一人で頑張ってるのにね。たった数時間で、そんなになっちゃうんだって。」

結婚から15年、ずっと夫婦として親として時間を共にしてきたにもかかわらず、わかりあえない。それだけの時間があっても納得いく改善がされず、爆発することもあるということだ。家庭運営の負担割合に関して、理不尽な思いをしている女性は、あびるや中林に限らず多い。だからこそあびるのインスタも、中林のツイートも、話題になったのだ。

つい数日前、あびるとそっくりのフレーズ「なんで私ばっかり…」をブログに記したのは、福田萌(31)だ。福田の夫は言わずと知れたオリエンタルラジオ・中田敦彦(34)。夫婦には今年1月に誕生したばかりの長男と、まもなく4歳になる長女がいる。

「子供は可愛いです。外でパパがしっかり働いてくれないと家庭が回らないのもよく理解してます。でも、娘の相手をしてヘトヘトになっているとき、あるいは、息子の授乳なんかで夜中に起きたとき、極限状態になった私の頭に『なんで私ばっかり…』という言葉が浮かんできたことは正直に言うと、一度や二度ではありません。最近話題のワンオペ育児という言葉にもつながることかもしれません」



ただ福田は、自身が何を望んでいるのか明確化したことで、その忸怩たる思いを解消することが出来たという。

「最近になって『なんで私ばっかり…』の『…』のあとに続く言葉がようやく私の中で判明しました。
『なんで私ばっかり、寝られないんだ!』
ここにたどり着くまでに、これまで夫は何度も、私の負担を軽減できるように、試行錯誤してくれました。料理にチャレンジもしました。掃除を毎日してくれたときもあり、シンクや窓など我が家はピッカピカになりました。
『それでも妻は辛そうだ。何が辛いんだ?』
夫がそう考えたとき、私がいつも
『今日は●時間しか寝ていない』
『息子と昼寝しようと思ったら、今日に限って寝ない』など、睡眠に関する愚痴が多いとわかったんだそうです」

それに気付いた中田はある日、「明日は俺休みだから、萌は俺の部屋で寝な」と提案し、中田が子供たちと添い寝、福田は一人で就寝。子供たちを寝かしつけ、朝まで世話をしたという。長男はまだ夜中に授乳を求め起きて泣くが、中田がミルクをつくり、授乳し、濡れたおむつも換える。その提案をされた福田は喜んだ。

「思わず私は心躍る気分でした。『今日は夜中に授乳で起きなくていい!』『早朝に娘に理不尽に起こされることもない!』『なんて、ハッピー!』」
「実は夫に一番して欲しかったことは私をゆっくり寝かせてくれること。自分の好きな時間に寝て起きる…この数年、それが一番したかったんだ! という結論にようやく辿り着いたのです」
「その日から『なんで私ばっかり…』という思いがどこかへ消えました。私、単純に寝たかったんだ。誰にも邪魔されずに。それが例えば月に1回できるだけでも全然違うんだ。『寝たい』って気持ちを理解してもらえるのはこんなにも嬉しいことなんだ。そう思ったのです」

あびるの場合も、「2時間熟睡できてすっきりした」とのことだったが、一人きりで幼い子供の育児をしていると充分な睡眠がとれなくてつらい。多くの親が痛感していることだろう。

ただ、合間に紹介した中林の場合、すでに子供たちは一人で身の回りのことを出来る時期であり、夫への要望は「ぐっすり眠りたい」ではなかっただろう。かつては「ぐっすり眠りたい」だったかもしれないが、その時期をやり過ごしても、「なんで私ばっかり…」に続く言葉はいろいろ出てくる。

<夫は父親になっても以前と変わらず仕事や飲み会に出席しているのに、なんで私ばっかりライフスタイルを様変わりさせるの>
<なんで私ばっかり、仕事を制限されるの>
<なんで私ばっかり、夜に外出できないの>
<二人の子供なのに、なんで私ばっかり、夫に「子守りをお願い」しなきゃならないの>

子供の看病や学校からの呼び出しなどイレギュラーなことに対応するのが常にどちらか片方の親だったりするのも「なんで私ばっかり」になるかもしれない。女親に限らず、男親が家事育児を主に担当している場合でも、「なんで俺ばっかり…」と感じるものだろう。

 

望んで結婚し、子供をもうけたならば、双方になるべく理不尽な思いをせず、いたわりあって生活したい。「家のことは女がやるべき」「男は外で働くべき」などと頑なにならず、要望を話し合って柔軟に対応できる関係を築きたいものである。しかしたとえば平時の育児分担を夫婦平等になるように決めるとしても、それを実行するには特に夫側の職場の“理解”が必要だ。あびるの言うように、社会的な性別役割分担の意識は根強い。男性自身、「男性は仕事やお付き合いに使える時間が無制限なのが普通という社会の価値観」からさっさと自由になることだ。