ワンオクも被害… 悪意ある「発言の切り取りによる印象操作」に芸能関係者がブチ切れ! 壮絶な苦悩を吐露

ワンオクも被害… 悪意ある「発言の切り取りによる印象操作」に芸能関係者がブチ切れ! 壮絶な苦悩を吐露

 新聞やテレビの報道・情報番組は、日々起こった出来事を報じている。だが、新聞には文字数の制限が、放送には時間の制限があるため、編集作業が行われることになる。しかし、中には事実とは異なる印象を与える内容が発信されてしまうこともあり、特に「発言の切り取り」などと批判されることも多い。



 最近で言えば人気ロックバンド『ONE OK ROCK』のメンバーが、ライブで熱中症により救急搬送された人が続出した件で、「いつものこと」と自身のTwitterで発言して批判を浴びた。しかし、実際のツイートを見ると決して突き放した言い方ではなかったことがわかっている。こうした事態は芸能人だけではなく政治家の発言でも起こっているが、業界の人間はどう考えているのか、その率直な声を聞いた。



「たしかに芸能人も政治家もその発言のすべてを伝えることはできないので、象徴的な一言をクローズアップすることもあります。そして最近、その切り取り方に悪意があると言われているのも承知しています。気を付けなければならないと思っていますが、揚げ足取りのような内容が世間に受けることもあって、そうした方向に走る記者も多いのです」(放送局記者)



 注意を払いながらも話題性を意識し過ぎて悪意ある編集が行われてしまう実態があるようだ。



「ただ、内容によっては悪意ある編集というよりも、本当にひどいケースもあるのが事実です。たとえば先日の復興大臣の件では、どんな文脈であろうと『東北でよかった』という失言は担当大臣としては完全NGですよね。無論、逆に前後の文脈をたどれば意味が違って聞こえるケースもあるので気を付けるべきは気を付けるべきですが……」(同)



 本当にひどい発言は報じていくべきだが、悪意ある切り取りは極力排除してほしいものだ。それでは芸能人の場合にはどうなのか。



「芸能人は文脈に関係なく、話題になりそうなキーワードやフレーズをピックアップすることが多いです。最近はテレビ番組内での発言がスポーツ紙などで記事になることもありますが、それと同じようにワイドショーでも芸能人の会見やブログ記事の切り取りを行っています。罪悪感はありますが、やはりセンセーショナルな話題性が重要なんです」(ワイドショー関係者)



 こちらもやはり、いくらかの後ろめたさを抱えつつも話題性を重要視しているようだ。では、芸能人を抱える事務所側はどう考えているのか。



「これは勘弁してほしいの一言です。芸人がツッコミ感覚で『ふざけんなよ』と発言した場合でも、ニュースでは『〇〇が激怒』と報じられる始末ですから。ブログやTwitterのチェックなどは行っていますが、予想外の切り取られ方をすることもあって、手の打ちようがないですね」(芸能事務所関係者)



 さらに、芸能事務所の立場からすると映像よりも活字での苦労も多いらしい。



「映像の場合、たとえ一部を切り取られてもそこには人の感情が介在するので誤解されにくい面もあります。しかし、活字の場合は、ワンオクの件もそうですが、記事を読んだ人の多くが誤解しがちです。今はネットでニュースを見る人が多く、なおかつタイトルしか読まない人も多いので、余計に誤解されるんですよね」(同)



 このように芸能人も政治家も話題性重視で悪意ある切り取り方をされることが多いようだが、切り取られる側からすれば勘弁してほしいというのが実情のようだ。結局は読者や視聴者が一次情報をチェックするしかないのだろう。

(文=吉沢ひかる)





※イメージ画像:「Thinkstock」より