子宮を摘出した母の代わりに、娘が代理母として出産(英)

子宮を摘出した母の代わりに、娘が代理母として出産(英)

英サマセット州サウス・ホーリントンに暮らすジャッキー・エドワーズさん(47歳)は、前夫ジェイソンさん(47歳)との間に下は12歳から上は30歳までの3人の息子と2人の娘がいる。12年前に5人目を妊娠したが、それがトラウマになるほど辛く今後は子供を持つことはしないと決心し、子宮摘出手術を行った。


その後2010年にジェイソンさんは突然死し、ジャッキーさんは5人の子供を抱えてシングルマザーとしての人生を歩み始めた。それなりに幸せな生活を送っていたジャッキーさんは「もう他にパートナーも子供もいらない」と思い過ごしてきたという。


ところが「母は孤独なのでは」と心配した子供たちが人気デートサイト『Plenty of Fish』や『Tinder』に登録させたことから2013年、ジャッキーさんは運命の人ポールさんに出会い2014年に再婚した。


ポールさんはジャッキーさんとの間に強く子供を望むようになったため、2人は国内にある複数のクリニックを訪れて代理母による出産が可能かどうかを訊ねたが、年齢的にジャッキーさんが更年期に差しかかっていたこともあり協力を拒否された。


そんな時、海軍の夫サムさんとの間に2人の子供を持ちオランダに住んでいる長女のキャサリンさん(30歳)が、ジャッキーさんに代理出産母になることを申し出た。自分の母親の子供、つまりは自分にとって弟になる子供を妊娠するという一大決心をしたキャサリンさんは、弁護士を介してジャッキーさんとポールさんから費用として月1,000ポンド(約14万円)を受け取ること、妊娠しようとしている間は夫サムさんとの性交渉を控えることなどの契約を交わした。


娘からの申し出を受けたジャッキーさんとポールさんの喜びは大きく、幸いキャサリンさんは無事妊娠し、昨年5月13日にポーツマスの病院で男児カスピアン君を出産した。


「私が協力を申し出なければ、きっと母は代理母出産してくれる人を見つけるのに苦労したでしょう。母の夫の精子で…と思うと人工授精はゾッとしましたが、あまり考えないようにしました。カスピアンが生まれた時も、自分の息子という感覚は全くなく甥っ子のように感じています。妊娠中『私は間違ったことをしているの?』と自問自答することも何度かありましたが、カスピアンを抱いた母とポールさんを見て本当に感動しました」とキャサリンさんは話している。


ジャッキーさんとポールさんとの絆を育ませるべく、キャサリンさんは出産したカスピアン君をすぐに手放している。愛する人との間に再び子供を授かることができたジャッキーさんは、「素晴らしい瞬間でした」とキャサリンさんの出産に感動と感謝の気持ちでいっぱいのようだ。


実は、娘が母のために妊娠するということに対し周りからは「自然の摂理に反している」という批判的な声もあったという。しかしこの件に介入した二コラ・スコット弁護士は「今回のケースも他の代理母出産同様、まったくもって合法です」と述べている。


画像は『Metro 2017年6月8日付「Woman gives birth to her own brother after acting as a surrogate for her mum」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)