「“アジアの虎”が猫に……」格下カタールに惨敗! なぜ韓国サッカーはここまで弱くなったのか?

「“アジアの虎”が猫に……」格下カタールに惨敗! なぜ韓国サッカーはここまで弱くなったのか?

 ロシアW杯・アジア最終予選で韓国はカタールと対戦し、2-3で敗れた。グループ順位こそ2位をキープしたが、「ロシア行き失敗」が現実味を帯びることになった今回の敗戦には、韓国メディアも落胆を隠せずにいる。



 3月の最終予選でも中国に敗れ、今回はグループ最下位で格下といわれていたカタールにまで敗れた韓国。カタールに敗れるのは、実に33年ぶりのことだった。



 なぜ韓国は、ここまで弱くなってしまったのか?



 やはりというべきか、韓国で批判が集中しているのはウリ・シュティーリケ監督の采配だ。メディアの報道を見ても、「“敗北を自ら招く”生半可だったシュティーリケ戦術の矛盾」(dailian)、「毒になったシュティーリケ留任、トラウマが作った無意味な執権」(Newsen)といった見出しが並んでいる。



 今回の敗戦を受け、韓国サッカー協会(KFA)は15日に緊急会談を開催。シュティーリケ監督の解任が決まった。



 ただ、シュティーリケ監督の采配が問題視されるのは、今に始まった話ではない。その苦しい戦いぶりもさることながら、これまでも「我々には、カタール代表のソリアのようなストライカーがいない」「現在のチームの状況を克服するためには、長期的なプランが必要だ。ユース・レベルから、多くの努力が必要だ」といった、すべての責任を選手になすりつけるような発言を連発してファンやメディアの反感を買っていた。選手の士気を下げ、指揮官としての責任を棚に上げるような発言を繰り返していたのだから当然だ。窮地を脱する策として今年4月には経験豊富なヘッドコーチを入閣させたりもしたが、それも効果がなかったことはカタール戦の敗北が物語っている。



 しかし、問題は監督だけにあるわけでもない。KNSニュース通信は「アジアの虎は、猫レベルにまで落ちぶれた」と失望をあらわにしながら、韓国サッカーの現状について辛口評価している。



「(監督よりも)より大きな問題がある。安易な考えと選択に固執する韓国サッカーだ」

「今回の失敗を糧として、よりよい明日のために生かせばいい。だが、まったく期待ができない」



 シュティーリケ監督を留任させ続けた韓国サッカー界の考え方やシステムに問題があるという主張だが、一方で選手個々人の実力も不足しているのも事実だ。



 強豪校で監督を務め、「SPORTAL KOREA」でサッカー解説コラムを連載するキム・ビョンユン氏は「カタールの選手個々人の能力は、韓国の選手と比べてスピードもスキルも明らかに上回っていた。その差を、韓国サッカーは認めなければならない」と批評している。



 いずれにせよ、韓国に残された試合は8月31日のイラン戦、9月5日のウズベキスタン戦の2試合のみ。絶対に落とせないこの2試合を、“猫レベルにまで落ちぶれた”韓国はどう戦うのか、注目したい。

(文=S-KOREA)