美容雑誌『VOCE』が「女の市場価値」を男性目線で値踏みして大炎上 「資生堂やちふれから何も学んでいない」

美容雑誌『VOCE』が「女の市場価値」を男性目線で値踏みして大炎上 「資生堂やちふれから何も学んでいない」

美容雑誌『VOCE』(講談社)のオンラインサイト上に掲載された記事に波紋が広がっている。6月18日に掲載された、「女の市場価値はいくつまで?『男は普通の27歳と美人の33歳、どっちと付き合いたい?』」というタイトルの記事で、批判が殺到。6月19日の午前中に削除された。


「若い子のほうが好きなので22歳のほうがいいですね」という男性の声紹介




記事の内容は、容姿の美醜と年齢の高低の2つを基準に、付き合うならどの条件の女性がいいか男性に聞いた結果を紹介するもの。書いたのは「自称恋愛プロデューサー」だという女性だ。


記事タイトルの質問への回答は次のようなものだ。


「これは普通の男100人に聞いたら97人は33歳の美人って答えるんじゃないですか。27歳と33歳だと差はほぼないですね。33歳の美人なら男性からのお誘いも減らないでしょう。でも、そこに甘んじて5年後38歳になったら大変なことになると思いますよ」(40歳/アパレル関連会社経営)


他にも「ブスな22歳/普通の27歳/美人の32歳、付き合うなら?」「ブスな27歳/美人の38歳、付き合うならどっち?」の2つの質問では、


「若い子のほうが好きなので22歳のほうがいいですね」(30歳/語学学校勤務)

「どっちも付き合いたくないです。38歳だと結婚のプレッシャーがすごそう」(33歳/飲料メーカー勤務)


など、言いたい放題。記事が掲載されるや否や、男性が女性を見た目や年齢で品定めするコンセプトに批判が殺到した。


自分自身で自分を美しいと思えるようになりたい女性が、美容の知識を求めて購買するのが美容雑誌だ。美しくなって男性に認められたい、持て囃されたいといった意識は、あってもごく僅かか二の次だ。VOCEの中心読者層は20代~30代。今回の記事は、同誌の購買層からすると納得のいかないものだろう。


「容姿と年齢、かつ男性の目線によって女性の価値が決まる」というメッセージに込められた女性蔑視を批判する声が多いが、男性を軽んじたことへの非難もある。


「これ、男の俺から見ても、ドン引きするよ」

「このVOCEの炎上ツイートについているコメントを読むと女性蔑視が叫ばれてるけど、男性も十分侮辱されてるよね。人を見た目や年齢だけで判断するド低脳扱いされてるわけだからねぇ。これはダメでしょ」


「今後はVOCEに相応しい記事制作を強化していく所存です」


6月19日に記事は取り下げられ、同誌編集部公式ツイッターは謝罪文をツイートした。


「今回の記事の件、不愉快にさせてしまった方がいたこと、心よりお詫び申し上げます。記事は削除させていたたき、今後はVOCEに相応しい記事制作を強化していく所存です。今後ともVOCEをご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします」


しかし、これに対しても「この言い方は『場所をわきまえなかったのは悪かったが考えは変わってません』って事としか取れないんだけどな」と納得しない声が相次いでいる。


資生堂やちふれなどの化粧品会社の広告が、差別的だと指摘され炎上したのは記憶に新しい。そうした事例があっても同じような騒動を繰り返したVOCEに対しては「資生堂やちふれの一件から何も学んでいないことが驚き」と、呆れる声も出ていた。