ファンミで声優・井口さん、阿澄さんが『ヤマノススメ』を振り返る

ファンミで声優・井口さん、阿澄さんが『ヤマノススメ』を振り返る 2013年にファーストシーズン、2014年にセカンドシーズンが放送され、いまなお根強い人気を誇る“女の子だけのゆるふわアウトドア”アニメ『ヤマノススメ』。そんな『ヤマノススメ』の公式ファンミーティングが、2017年6月3日(土)に埼玉県・飯能市市民会館で開催されました。




http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1496514367 (【ファンミで声優・井口さん、阿澄さんが『ヤマノススメ』を振り返る】の写真付き記事はこちら)


 このイベントには、あおい役の井口裕香さん、ひなた役の阿澄佳奈さんが登壇。会場では「ファンが選ぶ『ヤマノススメ』名シーン・ベストテン」の発表や、キャスト陣による朗読劇、ファン必見の重大発表などなど、”ファンミーティング”に相応しい大ボリュームのイベントとなりました。本稿ではこちらの模様をレポートしていきます!

 

こぼれ話も飛び出したキャストへの質問コーナー

「ヤマノススメ=山」というわけで、会場のお客さんの「ヤッホー!」という元気な”やまびこ”に迎えられて井口さん、阿澄さんが登壇。2年ぶりに『ヤマノススメ』の聖地である飯能市でイベントが開催できたということもあり、おふたりは素直に喜びを口にしていました。



 最初に行われたのは、ファンから寄せられた質問におふたりが回答しつつトークを繰り広げる質問コーナー。



Q:あおい、ひなた、かえで、ここな、ゆうか、ほのか、この中で一番可愛いと思うのは誰ですか?



 この質問に、おふたりは自分達が演じたあおい、ひなたを連呼して、会場の笑いを誘っていました。おふたりが演じたキャラ以外では、ここなちゃんがダントツで可愛いということで、おふたりともそれぞれここなちゃんへの思いの丈をぶつけている姿が印象的でした。



Q:聖地飯能市のいい所はどこですか?



 これに「緑が豊かなところが素敵です」と率直な感想を述べた井口さんと、「飯能河原でのバーベキューができるだけでなく、山もあって、川もあって様々な自然を楽しめるのがいいところだと思います」と100点満点の答えを出した阿澄さんが対照的で会場は大盛り上がり。



Q:”やまびこ”で叫ぶならなんと叫びたいですか?



 こちらの質問に対し「一年前に免許を取った阿澄佳奈~! 早く運転しろ~!」と井口さんが叫んだかと思えば、「井口さんの行動がいまだに良くわかんない!」と阿澄さんが叫び、お互いのことを叫ぶ仲の良さを見せました。特に、阿澄さんは、井口さんと根っこの部分で価値観が一緒だそうですが、それをどうアプローチするかで違いが生じるのだとか。「何で私、井口さんと仲がいいんだろうな?」と阿澄さんは常々不思議に思うのだそうです。



Q:出演者さんやスタッフさんのこぼれ話はありますか?



 当時のアフレコ現場が女子ばかりかつ、靴を脱いで収録するスタジオだったため、”誰が一番体が柔らかいか対決”をしたこぼれ話が飛び出します。なお、一番柔らかかったのは青羽 ここな役の小倉唯さんで、180度以上曲がったというエピソードを披露しました。ちなみに、一番体が硬かった阿澄さんはその後毎日前屈をするようになり、今では手のひらが地面に付くようになったという数年越しの後日談が語られる一幕も。

ファンが選ぶヤマノススメ名シーンベスト10

 ここからは、これまで放送されたお話の中からファンの皆さんが名シーンを選び、その結果を10位から発表していく「ファンが選ぶ『ヤマノススメ』名シーン・ベストテン」。果たしてどんな名シーンが上位にランクインしているのでしょうか?



第10位 :九合目(9)高尾山の山頂で食事をしながら、あおいがひなたにお団子のお礼を渡したシーン



「あおいは意外と素直になれないツンデレ気質ですよね」と阿澄さん、「意外と(あおいは)モノローグが多いですよね。素直になれば良いのに、こうやったらこう思われるかも!って思った結果、素直に渡せなかったり」と井口さん。それを表すように画面のあおいはひなたの方を向いておらず、その素直になれないところが井口さんは可愛らしいと感じているそうです。



第9位 :新二十二合目(45)天狗の留まり場であおいがほのかのカメラをのぞきこみ、ふたりで写真を見るシーン



「ほのかちゃんとやっとここで打ち解けたというか、(2人の)距離がやっと縮まったシーンだったので、演じていてとても嬉しかったシーンです」と井口さん。ファンの皆さんも同じように嬉しくなった故の9位ランクインという事でしょう。



第8位 :二合目(2)あおいとひなたが、テントの中で忘れられない山のことを思い出すシーン



「一番最初の収録でまとめて録ったので、もうアフレコの初日ですね」と阿澄さん。投票してくれたファンの方のコメントも「至近距離で見るひなたの横顔に興奮しました」などなど、なかなか業の深いものが多く、いかに(目の保養に)いいシーンだったかが伺えます。



第7位新 :五合目(20)あおいとひなたのハプニング! なシーン



「ここから先の展開も印象に残っていますし、くまのパンツを通りすがりの幼稚園児たちが見てしまうんです。それを見た後に幼稚園児たちが、“くまー”って言うんですよね」と井口さん。ちなみに、その幼稚園児を阿澄さん、日笠陽子さん、鳴海杏子さんが演じていたという裏話も披露していました。特に日笠さん演じる園児が明らかに鼻タレで、一言でキャラが立つくらいの出来だったそうです。



第6位 :新二十合目(43)お母さんにありがとうと伝えるここなのシーン



「各キャラクターに家族との話が盛り込まれている中で、ここなちゃんだけ意外な家族構成なんです」と井口さん。「しばらく(家族構成が)描かれていなくてミステリアスだったんです」と阿澄さん。それなのにお母さんとアパートのような所に住んでいるなんて!という驚きと、そんな2人の親子愛がファンの皆さんの心を打ったのでしょう。



第5位 :新十合目(27)高山病に苦しみながらも山頂を目指そうとするあおいを、かえでが説得するシーン



「これは辛かった……この辺りのシーンは」と阿澄さん。「前に進みたいのに進めない、苦しい、でも行きたい、という気持ちで、かえでさんも本当に辛い中で説得したんじゃないかなと思います」と井口さん。説得する側も苦しいうえに、あおいも苦しいというこれまでのゆるふわな雰囲気とのギャップもあり、なかなかに衝撃的なシーンがランクインしました。



第4位 :新十二合目(31)多峯主山頂上で「また山に登りたい」とあおいが言うシーン



「この流れは良いですね。初めは自分から山に登りたいと言うタイプじゃなかったあおいが(みんなに)引っ張ってもらえて。そして1度は断念したけど、また山に登りたいと言えたのはあおい自身が強くなったというのもありますが、それ以上に、ひなたをはじめとした、心強い仲間がいてくれたからこそだなと思います」と井口さん。第5位の流れからこの4位、文句なしの結果、『ヤマノススメ』の中でも大事なシーンと言えます。



第3位 :新二十合目(42)ここなが誕生日プレゼントにもらった新しい靴を履いて飯能の街を歩いていくシーン



 ここからはベスト3ということで映像で振り返ります。ここなの映像が流れている間、ずっと井口さんと阿澄さんは「可愛い」「可愛い」と連呼していましたが、映像の中でここなが誕生日プレゼントの靴を見て「可愛い~!」と言うシーンと、おふたりの「可愛い」が上手くシンクロして会場は笑いに包まれました。意図せず、ここなに可愛い返しをされてしまった井口さんと阿澄さんでした。



第2位 :新十二合目(30)天覧山であおいとひなたが再会し、多峯主山までを歩くシーン



「2人とも嬉しそうなのがとても良かったです」と阿澄さん。「グイグイ引っ張っていけるひなたが本当に凄いですよね」と井口さん。男らしい(?)ひなたの魅力が光るシーンでした。



第1位 :新二十三合目(48)山頂から日の出を見ながら、あおいとひなたが手をつなぐシーン



 この映像が流れると、映像に圧倒されるあまり会場がシーンと静まり返りました。流石、山本裕介監督達が実際に山に登ってロケハンした結果の映像美と言えます。このシーンに対して井口さんは「あおいがひなたの手を取るという、普段とは逆の行動をしているところもポイントです」と答えていました。思わず「3期が見たいな!」と井口さんと阿澄さんが決意を口にするほど、心を突き動かされたようです。これにはお客さんも盛大な拍手で答えていました。

 

ファン参加型企画、井口さんVS阿澄さんアンケート対決!

 ファン参加型企画として、井口さんVS阿澄さんによるアンケート対決も行われました。会場にいるお客さんに1つ質問をして、その質問に対しておふたりの内、どちらの答えの拍手が多かったかを競います。勝者には素敵な景品がプレゼントされるとのこと。



Q:今日飯能市に来るまでに西武特急レッドアロー号に乗った?



A:1.乗った 2.乗っていない



 この質問が出された途端、答えを苦も無く選び出した井口さんと、悩みぬいて苦悶の表情を浮かべて唸っている阿澄さんが対照的でした。それでもおふたりが出した答えが「「2!」」と被ると会場からは笑いが。



 井口さんは「2年前のイベントの時はヤマノススメコラボのレッドアロー号だったんです。当時は車内アナウンスをキャラクターが喋っていましたが、今回はコラボじゃないので、前回より乗る人は少ないんじゃないかな」と2を選んだ理由を挙げていました。それを聞いた阿澄さんは納得し、「じゃあ私は悩んだから1にするね」と改めて1を選択。果たして結果は……。



「今日レッドアロー号に乗ったという人!」とアンケートを取るも、拍手がまばらで阿澄さんの「あっ……」という悲しい声が漏れました。「乗っていない人!」と言うとこちらは逆に盛大な拍手。井口さんに10ポイントが進呈されました。



Q:この中で好きな山を選ぶとしたら?



A:1.天覧山 2.三ッ峠山 3.谷川岳



 この問題でもおふたりは「「1!」」と答えが被り、会場からは笑いが。今回は井口さんが3に変更しました。さあ、結果は……。



 3つともほぼ同じという結果に。しかし、3の方が若干多かったため、この問題も井口さんが勝利! 再び10ポイントが進呈され、合計20ポイントとなりました。



Q:天覧山中腹の東屋交流ノートに記したことがあるか?



A:1.ある 2.ない 3.これから記す



 これを聞いた井口さんは「天覧山ってこの近くですよね? 登ってからイベントに参加することも出来ますし、イベントが終わってから登ることも出来ますよね?」と語り、おふたりが出した答えはまたしても「「1」」とシンクロ。今回も阿澄さんが1、じゃんけんに負けた井口さんが3を選びました。さあ、どうなるでしょうか?



「1の天覧山中腹の東屋交流ノートに記したことがある人!」とお客さんに聞いてみるも拍手はまばら。これには思わず阿澄さんも「じゃんけん意味無かったなぁ……」と項垂れていました。続いて「2の”ない”」ではお客さんの溢れんばかりの拍手がこだましました。これを見た井口さんと阿澄さんも「「正直」」とハモリ、「3のこれから記す」は1より多いものの、2より少ない結果となりました。しかし、誰も2を選ばなかったため、この勝負も井口さんが勝利し10ポイントを獲得。



 MCの「お次で、このコーナー最後の問題となります」という言葉を聞いた阿澄さんは「ラ、ラスト? え、もう負けじゃないですか!?」と絶叫。30対0という状況を見かねたMCが「次の問題に勝利すると29ポイント差し上げます!」と言うと井口さんは勝利を確信し「やった、勝ったー!」と小躍り、会場は大爆笑。そして戸惑う阿澄さん。



阿澄「えーと、井口さんが30ポイント、私が次に勝つと29ポイント。29と30どっちが大きい?」

 

井口「阿澄さんが僅差で負ける!」



阿澄「はっ!」

 会場が大爆笑のままラストの4問目へと移ります。



Q:ヤマノススメのラッピングバスに乗った?



A:1.1度乗った、2.2回以上乗った、3.まったく乗っていない



 これを聞いた阿澄さんは「これ、今までの傾向でいくと私3にしますよ」と3のまったく乗っていないを選択。井口さんは2の2回以上乗ったを選択。井口さんにとってはもはや消化試合でしかなく「どれでもいいよぅ!」と勝者の余裕を漂わせていました。ラストの問題果たして結果は……。



 1の1度乗ったの拍手はそれなり、続いて2の2回以上乗ったはそれを上回り、3は2を更に上回るという結果になりました。阿澄さん、見事勝利して29ポイントを獲得! 



「29ポイントは私のものだ!」と喜ぶ阿澄さんでしたが、それを見た井口さんが「29ポイントを貰って喜ぶ阿澄さんも阿澄さんですけど……。“全く乗っていないぜ~~~っ!”って喜ぶお客さんもお客さんですよ。せめて1回ぐらいは乗って欲しかったなぁ(笑)」と鋭いツッコミを入れていました。これにはお客さんも大爆笑。勝負に勝ったはずなのに気持ちがモヤモヤしていた井口さんでした。



 しかし、見事勝利した井口さんには西武特急レッドアロー号のチケットがプレゼントされました。





イベント後半戦”あの方たち”がサプライズで登場!

 休憩をはさみ、井口さん、阿澄さんによる『ヤマノススメ』の朗読劇がスタート。久々にあおい、ひなたを聴けただけでなく、本作では初めての朗読劇と言う事もあり会場は大盛り上がり。

 さらにサプライズゲストとして、かえで役の日笠陽子さんが登壇。会場に設置された、かえでの等身大ポップと同じ格好で「来ちゃった♪」と一言。お客さんから溢れんばかりの歓声が沸き起こりました。

 お次の『ヤマノススメ』告知コーナーでは、第2弾となる飯能市と『ヤマノススメ』によるコラボふるさと納税の情報や、今秋の新作OVA発売&イベント上映決定、そして2018年のTVアニメ第3期放送開始が発表されました。また、アニメ系イベントとしては異例となる飯能市の市長からお祝いコメントVTRが到着。



 MCの方から「市長の動画、意外と長いです」と前置きをされたものの、本当に長く、終わったと思えばまだ続くという突っ込みどころ満載のVTRに会場のお客さんは大爆笑。特に、日笠さんは「えー!! あんなに編集されてんのに!?」と驚きを隠せなかったご様子。まさか市長のコメントで今日一番の笑いが起きるとは思わず、井口さんも「あれだけ長いですって前置きされていたのに、それでも引っかかるんですね!」とコメントしており、このVTRの破壊力の高さが伺えます。



 続いて当日イベントに来られなかった小倉唯さんからのVTRも流れました。当時は小倉さんがまだ高校生だったということもあり、大人になった彼女の成長を喜ぶキャスト陣の”先輩”としての顔がそこにありました。最後はそれぞれのキャストが『ヤマノススメ』のOVAや第3期に対する抱負を語り、イベントは幕を閉じました。


(C)しろ/アース・スター エンターテイメント/「ヤマノススメ」制作委員会