中年がやりがちな“おじさんLINE”が嫌われる理由 若い女子から「ウザい」「キモい」の大合唱

中年がやりがちな“おじさんLINE”が嫌われる理由 若い女子から「ウザい」「キモい」の大合唱


 最近、若い女性の間で「おじさんLINEごっこ」が流行中だ。言葉通り、おじさん達が若い女性に送りがちなLINEを真似して友達同士で送りあう遊びのことだが、おじさんLINEは送るおじさん、送られる女性双方にとって百害あって一利なしだ。



「おじさんLINEは、若い女性に好かれたいおじさんにとっては思うような成果が出ない原因となり、若い女性にとってはただウザくてキモいだけのノイズ。互いが不幸になる地獄の会話です」



 そう語るのは、月20人以上の新規女性との記録を70か月連続で更新中という、現役ナンパ師の佐藤エイチ氏。彼は経験人数1800人越えという数いるナンパ師の中でも指折りの経験人数を誇るカリスマナンパ師だ。



 2011年に自身の磨き上げた恋愛テクニックを教えるハーバードナンパスクール(以下:HNS)という日本最大級のナンパコミュニティを設立。現在、100名以上の生徒を持つ恋愛コンサルタントとして活動している。



「私の生徒には40代の男性が多く、おじさんLINEを送ってしまう世代ど真ん中。事実、受講初回に女性とのLINEを見せてもらうと、それはもう絵に書いたようなおじさんLINEを送っています」



 これまで、メディアではおじさんのイタい行動を若い女性が一方的に指弾する記事やコラムが散見されてきたが、「では、おじさんはどんなLINEを送ればキモくないのか?」という解決策が提示されることは少なかった。



 そこで本記事では、若い女性たちから一方的に愚弄、嘲笑され続けていたおじさんを救うべく、その原因まで遡り「脱おじさんLINE」の方法を伝授する。



◆仕事のできる人ほど「おじさんLINE」を送りがち



「私が100名以上の非モテおじさんを指導していて、おじさんLINEを送ってしまうのには3つの理由があることがわかりました。一つは、手紙文化です。おじさんたちは、女性に送るLINEを“手紙(ラブレター)”と思っている節があるのです。そのため、手紙のように最初と最後にあいさつを入れて、長文で“熱い想い”と共に近況を伝えてしまうのです。特に、真面目で仕事のできる人ほどこうしたLINEを送りがちです」



 ここで、典型的なおじさんLINEの例を見てみよう。



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みどりチャン!おつかれさま



オジサンは先週まで福岡と宮崎に出張に行ってきました!!



東京と違ってまだまだ暑かったよ!



今年はみどりチャンと海に行けなかったけど、みどりチャンとナイトプールに行きたいなあなんてオジサン考えちゃいました(ハート)



みどりチャンの水着、ぜったい興奮するだろうな…(ハート)



なんちゃって(^_^;)



こんどオジサンお気に入りの神楽坂の鉄板焼き屋でご飯食べようね



また連絡するネ



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⇒【画像】はコチラ(絵文字込みの詳細LINE) https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1394869



 例えばこの文章、手紙の文章に直すと以下のようなものになる。



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拝啓



みどりさん。お元気ですか?



僕は先週まで福岡と宮崎に出張に行ってきました。東京はすでに寒い日もありますが、あちらはまだまだ夏の気温が続いています。今年は海にあまり行けなかったので、あちらの暑い日差しに照らされていると、ふと、みどりさんとナイトプールに出かけたいなと思いました。みどりさんの水着姿はさぞかし輝いて見えるのでしょう。



とはいえ、みどりさんもお忙しいでしょう。東京に戻ってきたので、9月は僕が最近お気に入りの神楽坂の鉄板焼き屋でぜひ一杯やりましょう。ごちそうさせてください。



またご連絡しますね



敬具



棚橋源一郎より



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「上の文章を読めば明らかですが、おじさんたちは女性に送る文体を手紙の時代からこれまで一度もアップデートしていないんですよ。ちょっと絵文字や語尾で崩してるだけ。でも、90年代のEメール、00年代のガラケー、そして10年代のスマホ(LINE)。次々と使うメディアが変わっていますよね。



コミュニケーションの道具が変われば、伝え方も変わるし、変えなきゃいけないんですよ。マーシャル・マクルーハンという社会学者がいます。彼は『メディアはメッセージである』という名言を残している。これは、簡単にいえば使うメディアそのものでコミュニケーションの仕方も変容するという意味です。



ガラケーになったら、手紙のような文体は合わないし、LINEになったらガラケー時代のようなメールの文体は合わないんです。正確には、合わないというよりは伝えたい意図が変わってしまう可能性があるのです」



 ただし、佐藤氏曰くこれはおじさんだけが悪いわけではないという。



「ガラケー時代に我々は『メール(Mail)』で連絡を取り合っていました。英語のMailは和訳すると、『手紙』。そのため、メールが手紙のような文体になってしまうのは和訳のせいなのかもしれません。いっぽう、『LINE』は和訳すると『(つながっている)線』。



 LINEはつながっていることを確認するようにポンポンと短文で送り合う緩やかなコミュニケーションなので、全くの別物なんですよ。スタンプが使われる理由もそれで説明できます。しかし、おじさんはメディアの空気を読めていないのが現状です」



 また、おじさんLINEの特徴として「お元気ですか。今度ごはんでもいきましょう。」などと句点を付けがちなことが女性たちから指摘されている(嗤われている)。



 佐藤氏は、この行動も納得できるという。



「手紙の文体をLINEで打ってしまっているのです。手紙には句点をつけますから。私の生徒にはLINEでは句点の使用は禁止という基礎的なことから教えています」



◆女性とLINEする時は仕事のマインドを一切捨てよ!



 二つ目の原因として、佐藤氏はビジネスマインドがおじさんLINEを生み出す原因だと指摘する。



「仕事の取引先に送るメールって、実はおじさんLINEを生み出す原因になっています。一点目に挙げた手紙にも通じますが、相手の名前を打って、『お世話になります』。現状を説明して、検討課題まで、すべて説明しようとするでしょう。ビジネスならば、仕事のできる人のメールで褒められますが、あれはおじさんLINEのフォーマットそのものです。私の生徒たちには、女性とLINEする時は仕事のマインドは一切捨てるように指導しています。仕事のメールは非モテの象徴です」



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みどりチャン!オハヨ



天本のお寿司、おいしかったネ



そうそう!!昨日も話したけど、みどりチャンと今度ゴルフ行きたいな!!クルマはおじさんのアウディで行こうね(ハート)



あとあと!!今月のハワイ旅行だけど、25日(月)の夜に出て、30日(土)に戻ってくる便で大丈夫かな??



海にも入るから水着も忘れないでね(ハート) オジサン、ウルフギャングも予約しちゃいまーす!みどりチャンは来てくれるだけでOK牧場だよ!!(笑)よろしくね!!



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⇒【画像】はコチラ(絵文字込みの詳細LINE) https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1394870



 たとえば、上に挙げたおじさんLINEの例を、仕事のメールに変換すると次のようになるだろう。



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株式会社◯◯



鈴木みどりさま



お世話になります



先日は麻布十番での会食、ありがとうございました



特にゴルフの話が盛り上がり、楽しかったです



さて、先日の会食でもお話した通り、ハワイ旅行の件ですが改めてスケジュールを確認させてください。



9月25日(月) 21:35成田発−10:10ホノルル着(ANA)







9月30日(土) 10:25ホノルル発−13:25(翌)成田着(ユナイテッド航空)



こちらでスケジュールは問題ございませんでしょうか。



また、当日の水着のご用意はございますでしょうか。



スケジュールに問題ございませんようでしたら、現地のウルフギャング・ステーキハウスの予約もこちらで済ませておきます。



もちろん、航空券代、宿泊費含む諸費用はこちらでお支払いたします



大変お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただければ幸いです



引き続き、どうぞよろしくお願いいたします



棚橋



※※※※※※※※※※※※



株式会社△△△△



代表取締役 棚橋源一郎



090−××××−××××



tanahashi@ojisan.kimoi.co.jp




◆「仕事のメールは、LINEでしてはいけないことを全てしている」



「上の例は、典型的な仕事のメールの文体ですよね。もちろん、これが仕事ならば問題ありません。しかし、女性に送るLINEなら大問題です。仕事のメールはLINEでしてはいけないことを全てしていますから。一方的に自分の話をしてますし、女性に質問をいくつも送っています。自分の要望も入っちゃってますね



 では上記の例ならばどんなLINEを送ればよいのだろうか。



<ハワイだけど、9月25~30日でいける?いけるなら航空券おさえとくよ>



「わかりやすく、完結に、要件だけ伝えればいいのです。もちろん、旅行の代金はすべて奢るのでしょうから、わざわざご馳走する旨を伝える必要なし。相手の名前を不必要に呼ぶ必要もなし。とにかく、送る時は2行以内が鉄則。3行以上になる時は2行以内に分けて送ることです。また、いちいち朝だからといって『おはよう』、夜だから『おやすみ』といったあいさつもいりません」



 佐藤氏曰く、文章が長くなればなるほど、キモいと思われるマイナスポイントが増えて不利になるのだとか。



30代以上のおじさんは、女性から減点法で評価されると思ってください。LINEが長文になり、単語が増えるほどキモいと思われるリスクが増大します。もし、ごはんに行く場合もムダに毎日LINEするのはNG。



スケジュールが決まったら『また近くなったら連絡するね』と言って2日前に連絡。さらに当日の朝、ドタキャンしないか確認のために『今日は大丈夫?20時にココね』と一言お店のURLを送るだけでいい。律儀に、ウザくなく、簡潔に、が基本です」



◆若者のトレンドを知っていることと、若者になり切ろうとすることは違う



 おじさんLINEがキモい3つ目の理由は、絵文字や顔文字、スタンプの多用にあるという。



「30歳以上のおじさんがスタンプや顔文字を使うだけで減点ポイントになります。20代の若い男性ならば、ナンパでよく使われる手法として知られるミラーリング効果を狙って、ねこちゃんやうさまるなど、女性と同じスタンプを使うのもアリです。



 しかし、おじさんが使ってもひたすらキモいだけ。そもそも、若い女性は30歳以上の男性に対して若さは求めてないんですよ。若者のトレンドを知っていることと、若者になり切ろうとすることは違うのです



 では、若い女性にモテるおじさんとは、どのようなおじさんなのか?



「25歳の女のコならば、自分と同じ25歳の男性には同世代の男性として魅力的かどうかを見てますし、41歳のおじさんには、41歳のおじさんとしての魅力があるかを見ている。若者に合わせようとすることは、デブが上手くスリムなロンTを着こなそうとしているようなものです。おじさんとしてどうすれば魅力的になるのか、あくまで求められている価値指標の中で最大化を図るべきなのです。



具体的には、お金を持っていて、包容力があり、ウザくない(追いかけない)人。あとは、清潔感です。毎日舌ブラシで舌を磨き、爪は短く切り、1か月に一度は美容院に行くこと



 佐藤氏は、自身の生徒たちに絵文字やスタンプの使用を禁止にしている。若作りを狙った行動は、必ず実際の若者の実態とズレを起こすからだそうだ。女性から「絵文字とか顔文字とか使わないの?」と言われるくらいがちょうどいいと指導している。



※ ※ ※



 ここで、佐藤氏に今日から使える「おじさんLINE」にならないためのチェック項目をつくってもらった。



【おじさんLINEになっていないか?チェック項目by佐藤エイチ】



1:三行以上のメッセージを送っていないか?(どうしても長くなる場合は1行or2行で分割)



2:絵文字、顔文字、スタンプを使っていないか?(キモいし、センスがズレてるので禁止)



3:女性の名前をLINEで連呼していないか?(「●●ちゃん、おつかれさま!」ではなく「おつかれ!」)



 最後に、20代の女性にLINEを送る上でのちょっとしたコツを教えてくれた。



「LINEの未読の数は、1より2のほうが開封率が高い傾向にあります。なので、3行のメッセージなら、2行と1行に分けるなどしてください。20代のかわいい女のコの場合、1時間スマホを放置するだけで100件以上LINEが届いているケースなど珍しくありません。



 その中で、下に埋もれてなく、キモくなく、返しやすいイケメンから届いたメッセージから順番に彼女たちは返事を送っていきます。そのため、とにかくシンプルに、短く伝えることがますます重要なわけです」



【佐藤エイチ】



都内を中心に全国各地の主要都市で活動する現役ナンパ師。ナンパ歴は8年以上。1ヶ月の最高獲得数は45人。月20人以上ゲットの記録を現在も更新中(70ヶ月)。2011年に日本最大級のナンパコミュニティとなるハーバードナンパスクールを設立。ハーバードナンパスクールの学長として、独自の恋愛テクニックやナンパの奥深さを教えている。



<取材・文/日刊SPA!取材班>