ヤフオクD初黒星の鷹バンデンハーク 「使えないとキツくなる」球種の不調

ヤフオクD初黒星の鷹バンデンハーク 「使えないとキツくなる」球種の不調

ついに負けた。負けなしの14連勝中と大得意だった本拠地で、3年目で初黒星を喫した。


不敗神話途切れた助っ人右腕、佐藤投手コーチが指摘した敗因とは

 ついに負けた。13日のオリックス戦(ヤフオクD)。ソフトバンクの先発は、本拠地で圧倒的な強さを誇るリック・バンデンハーク投手だった。だが、オランダ人右腕は、オリックスの助っ人マレーロに3打席連続本塁打を浴びるなど、6回7安打5失点。味方打線の援護にも恵まれず、敗戦投手となった。2015年の来日から、この日が19試合目のヤフオクドームでの先発。負けなしの14連勝中と大得意だった本拠地で、3年目で初黒星を喫した。

 なぜ、バンデンハークは打たれたのか。

 佐藤義則投手コーチが挙げた1つのポイントは、右腕の武器の1つである、身長198センチの長身から投じられる落差のあるナックルカーブにあった。佐藤コーチは言う。

「マレーロは今日タイミングが合っていたということ。あとはカーブが良くなかった。ブレーキも、落差もあまりなかった」

“生命線”となる球種の一つを欠いた右腕、「使えないとキツくなる」

 バンデンハークの最大の武器は、150キロ超えで角度もあるストレートと、そのナックルカーブ。そして、この2球種による緩急と高低差を使うことが、投球の生命線である。

 スライダーとチェンジアップを交えるが、この2種類に比べると、威力は落ちる。「バンデンハークはカーブが使えないとキツくなる。チェンジアップは使ってたし、だいぶ安定してきたけど、まだ抑えるボールじゃない」と佐藤コーチ。ナックルカーブがキレを欠くと、投球の幅が狭まってしまうという。

 2本目の本塁打を放った場面を、佐藤コーチは「カーブを待っていたような感じはしなかった。自然に打った感じ。真っ直ぐを待っていても、合う高さだった」とし、3本塁打全て違う球種を打ったマレーロも「特に狙っていたわけじゃない。今日はバンデンハークが今までのようなベストピッチングではなかった」と語った。

 生命線と言えるボールを1つ欠いたことが、無敗の右腕に本来の投球を出来なくさせたのだった。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)