少女時代が解散危機!? 短命で終わるK-POPガールズグループに「モー娘。を見習え」の声も

少女時代が解散危機!? 短命で終わるK-POPガールズグループに「モー娘。を見習え」の声も

 日本でも人気を集めたK-POPガールズグループ、少女時代が物議を醸している。メンバーのスヨン、ティファニー、ソヒョンが、所属するSMエンターテインメント(以下、SM)と再契約しない方針であると報じられたからだ。これを受け、SM側は10日、3人との契約が満期となったことを報告した。



 2007年に9人組でデビューした少女時代は、09年にリリースした「Gee」の大ヒットで一躍トップアイドルに名乗りを上げ、10年代前半には日本でK-POPブームを巻き起こした。14年にジェシカが脱退し8人組になったものの、今年8月には米ビルボードの「ワールドアルバムチャート」で1位を獲得するなど、世界を舞台に活躍している。



 韓国メディアによると、ティファニーは米国留学を計画中で、スヨンとソヒョンは女優活動に専念する予定だという。SM側は今後の活動について、メンバーと協議の上で慎重に決めるとし、「この度の件に関する解散の意向はございません」と解散を否定しているが、先行きは不透明だ。



 もっとも、韓国のアイドルグループにおいて、メンバーの脱退は珍しいことではない。



 例えば東方神起は、09年にジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が当時所属していたSMに対して、専属契約の効力停止を要求する手続きをソウル中央地方法院に提出。不公正な収益の分配率や事実上の終身契約など、いわゆる“奴隷契約”をめぐってSMと対立し、グループを脱退している。



 また、同じくSMに所属するSUPER JUNIORからは、契約問題で事務所に対して訴訟を起こしてハンギョンが離脱。キボムも、俳優活動に専念するとしてグループを離れている。



 ただ、それでもボーイズグループはマシなほうだという。韓国メディア「文化日報」で芸能関係のコラムを連載している文化評論家のハ・ジェグン氏は「ガールズグループはボーイズグループに比べ、相対的にファンの忠誠心が低い」と語っている。



 韓国ではアイドルファンの多くは女性であるため、ボーイズグループは全盛期を過ぎてもコアなファンに支えてもらえるが、ガールズグループの場合は新たに登場するグループにファンが移ってしまうのだという。毎年10組以上がデビューする中、世代交代の波に逆らうことは容易ではないのだ。実際、昨年から現在までの間だけでも、KARA、4Minute、RAINBOW、2NE1、SISTARなどがメンバーの脱退・解散を経験している。



 ちなみに、列挙した5組はすべてデビューから7年目に分裂しており、韓国では“7年目の呪い”とも呼ばれている(参照記事 http://www.cyzo.com/2016/04/post_27494.html)。この時期にメンバーの脱退や解散が多い要因は、所属事務所との再契約交渉と、グループ内での人気の差がはっきりしてくる時期とが重なることにあるようだ。



 それだけに韓国では、ガールズグループの寿命を伸ばすための方法が模索されており、韓国メディア「NEWSI」などは、成功例のひとつとしてモーニング娘。を持ち出しているほどだ。もっとも、記事では「モーニング娘。が新鮮さを維持し、注目を集め続けている理由は“入学・卒業”システムにある」と紹介しつつも、韓国ですでにAFTERSCHOOLとNine Musesが同様の運営方法にチャレンジしたが、ファンが定着しなかったとして切り捨てている。



 少女時代の“分裂騒動”がK-POP界にどんな影響を与えるか、動向に注目だ。

(文=S-KOREA)