運命の人とは赤い糸ではなく、赤いゴムで結ばれている

運命の人とは赤い糸ではなく、赤いゴムで結ばれている


恋愛初期の頃って、無性に相手に会いたくなりませんか?「会いたくて会いたくて、震える」とまではいかないものの、会えない期間が2週間、3週間と続くと寂しくて仕方がなくなるような。
かくいう私も、妻と出会った時には最初そんな感じだったと思います。というかこれまでの恋愛もそんな感じでした。
「会いたいなー、でもすれ違ってて会えないなー」と思うと、心がそわそわしてしまっていろんなことが手につかなくなってしまいます。
ただ、妻との関係と過去の女性たちとの関係で明らかに違ったことは、「付き合いが深まるほどに、離れていても安心感が強まっていった」ということです。
お付き合いの当初って、一般的には会えば会うほどに好きの気持ちが高まっていくので、どんどん会いたくなると思うんですよね。だからこそ、会えない時間が増えると、寂しくものなるし不安にもなってしまうのだと思います。
ところが本当に信頼し合っている関係の場合、会えば会うほどに相手との絆が深まっていく感覚になって、物理的に会えない時間が多くなっても「繋がっている安心感」があるんです。


運命の赤い糸は、実は糸ではなくゴムだった?

よく「運命の人とは赤い糸で結ばれている」なんて言いますけど、赤い糸で結ばれているような人との人間関係にはゴムのような伸縮性があるんじゃないかと思っています。
伸縮性があるものって、両端の距離が離れれば離れようとするほど、引き合いくっつこうとする力が働くじゃないですか。
いい距離感を保っていれば、ピンと張っているようないい意味での緊張感があり、離れすぎると「これ以上は無理」ってなって、磁石のように半強制的に引き合ってしまう。
逆に、距離感が近すぎるとそのゴムがたゆんでしまって、緊張感が保たれずにフニャっとした関係性になってしまうんです。


自立している二人ほど強烈に引き合う

一緒にいないと安心できない関係性ってこのゴムが常にゆるゆるになっていて、信頼関係という意味ではかなりフニャっとしてる関係性なんですよね。
緊張感がないのでどちらかが移動すると、それに沿ってもう片方もズルズルと引きずられてしまいます。これはお互いが自立していない関係だと言えます。
一方お互いが自立しあっていると、その赤い(糸という名の)ゴムがピンと張っていいる状態が保たれます。そこから「もうこれ以上離れたらまずいよ」って距離感まで離れるとお互いが磁石のように引き合って、絆を深める。
そうして絆が深まったら、今度はそのゴムの強度が少し上がっていて、もう少し距離感を保っても安定していられるようになる。冒頭に書いた「会えなくても繋がっている安心感」ってそんなイメージなんです。
お互いがどこまで離れていていいかを知っているし、いざとなったらどちらからともなく、グッと引き合うことができる。そんな関係性が理想なのです。


会うことよりも離れることで深まる絆がある

恋愛初期の「会いたくて会いてくてしょうがない時」は、自分が(もししくはお互いが)自立してない時期です。
確かに恋愛初期は一緒にいたくなるのが普通です。ただそういう初期の時にこそ、お互いの緊張感が保てる距離感がどこにあるのかを知ることが、二人の信頼関係を測る上で大事なことなんじゃないでしょうか。
本当に結ばれるべき人とは、どれだけ距離が離れても運命の赤いゴムの伸縮性が働いて、半強制的に会えるようになっているわけですから、会えないことに不安がる必要はないんです。
理想の関係って、会うことよりも離れることで絆が深まる、そんな関係なんじゃないかと思うのです。(川口美樹/ライター)
(ハウコレ編集部)